GoogleとYahoo、2大リスティング広告についてわかりやすくお教えします!
リスティング広告は、現在、数あるWeb広告の中で最もスタンダードな選択肢です。
ただ、一口にリスティング広告と言っても、出稿媒体や形式も様々で、何に広告を出すことが自社にとって最も効果があるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
「これからネットへ広告を出したい!」
「仕事で使っているけれど、実はよくわかっていない・・・」
という方向けに、最もメジャーな広告媒体であるGoogleとYahooについて、それぞれの特徴や違いをわかりやすく解説します!
目次
そもそも「リスティング広告」とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahooが提供する検索エンジンの検索結果やその提携サイトに広告を掲載できるサービスのことです。
リスティング広告は大きく二つに分類され、検索結果に表示されるものを「検索連動型広告」、提携サイトに掲載されるものを「コンテンツ連動型広告(もしくはディスプレイ広告)」と言います。
一般的にリスティング広告といった場合、前者の検索連動型広告を指すことが多いです。
リスティング広告のメリット
リスティング広告が従来の広告(CMや折込チラシなど)と異なるのは、自由度の高い運用型の広告であるということです。
いつでも簡単にはじめることができ、内容の変更や配信の停止も自由に行うことができます。
また、費用面においても広告をクリックされた時にだけ課金される「クリック課金」などのシステムにより、低コストではじめることができます。
実際に広告の運用を開始してから、効果測定を行い、ターゲティングや出稿媒体などの改善を行っていくことができます。その手軽さと費用対効果の高さが一番のメリットです。
世界最大の検索エンジンが手掛ける「Google広告」
「Google広告」とは、その名の通りGoogleが提供する広告サービスの総称です。
長らく「Google AdWords」というサービス名が使われていましたが、2018年に現在の名称に変更になりました。
広告の種類
Google広告の配信方法は以下の4種類があります。
・「検索ネットワーク広告(検索連動型広告)」
ユーザーが検索したキーワードに応じて、検索結果に表示されるテキストの広告です。
・「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」
BIGLOBE、ameblo、gooなど、Googleが提携しているサイトに表示される広告です。画像を使ったバナー広告がメインになります。
・「ショッピング(商品リスト広告)」
検索結果に連動して、商品画像が表示されるタイプの広告です。
・「動画(Youtube)広告」
Youtubeに動画形式で配信される広告です。
ありとあらゆる場所に広告を配信できる
最近何かと話題のYoutubeをはじめとして、規模の大小を問わず数多くのサイトと提携していることがGoogleの強みと言えるでしょう。
個人のブログを含めた200万以上のサイトを対象に広告を出すことができるので、より多くの層に対してアプローチをかけることができます。
国内の検索エンジンといえば「Yahoo!プロモーション広告」
Yahooが提供する広告サービスの総称が「Yahoo!プロモーション広告」です。
世界的なシェアではGoogleが圧倒的ですが、国内に限った話でいうとまだまだYahooにも根強い人気があります。
広告の種類
Yahoo!プロモーション広告の配信方法は以下の通りです。
・「スポンサードサーチ(検索連動型広告)」
Yahooの検索結果に連動して表示されるテキストの広告です。
・「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」
提携サイトに表示される画像を使ったバナーが中心の広告です。
主な広告の配信先は、GYAO!、excite、bing、nifty などになります。
・「Twitter広告」
Twitterのタイムラインや検索結果に表示される広告のことです。
信頼のおける提携サイトに的を絞った配信ができる
Yahooの提携サイトは法人を対象としているため信頼性の高い媒体が多いです。また、SNSユーザー数No.1のTwitterに対して広告を出せることも大きな特徴です。
リスティング広告というとGoogleを中心に考えてしまいがちですが、Googleとは異なるユーザー層に向けてアピールすることができるので、商材によってはYahooの方が効果的なことも多くあります。
どちらに出稿すべき?GoogleとYahooを比較してみる
それぞれ特徴を持つGoogleとYahooですが、広告予算や人的コストが限られる中で、どちらの媒体に広告を出稿するかを選ばざるを得ないケースもあります。
そこでいくつかの項目について、GoogleとYahooで比較をしてみます。
PCユーザーならYahoo、スマートフォンユーザーならGoogle
2018年の統計によると、GoogleとYahooの利用者数は拮抗しており、PCユーザーはYahoo、スマートフォンユーザーはGoogleの使用率が高いことがわかります。
また、高年齢層はYahoo、若年層はGoogleを使う傾向があり、女性ユーザーはYahoo、男性ユーザーはGoogleの使用率が高いと言われています。
このような傾向を踏まえ、自社のターゲットに適した出稿先を選択する必要があります。
出展:TOPS OF 2018: DIGITAL IN JAPAN ~ニールセン2018年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表~(https://www.netratings.co.jp/news_release/2018/12/Newsrelease20181225.html)
広告オプションの数ならGoogleが優位
両社の広告表示オプションは以下の通りです。
Googleの広告表示オプション
- 住所表示オプション
- アフィリエイト住所表示オプション
- コールアウト表示オプション
- 電話番号表示オプション
- メッセージ表示オプション
- サイトリンク表示オプション
- コールアウト表示オプション
- 構造化スニペット表示オプション
- 価格表示オプション
- レビュー表示オプション
- アプリリンク表示オプション
Yahooの広告表示オプション
- クイックリンクオプション
- 電話番号オプション
- テキスト補足オプション
広告表示オプションの数でいうと、Googleが圧倒的に多いです。
多ければ良いというわけではありませんが、情報量を増やすことで広告面積を大きく取れるので、ユーザーの目にとまりすくなります。
競合が多く他社との差別化がより強く求められている場合やより詳細な情報を伝えることでコンバージョンに繋がる商材を扱っている場合にはGoogleを利用すると良いでしょう。
手軽に始められるリスティング広告で、ネットからの集客を増やす!
今回は、リスティング広告の2大広告媒体であるGoogleとYahooについて解説しました。
GoogleとYahoo、どちらを中心に広告配信をするのか、検索連動型広告とコンテンツ連動型広告、どちらに重きを置くのか。
予算や人的なコストとの兼ね合いもあり難しい問題ですが、手軽に始められて自由度が高いからこそ、しっかりと目的を見定めて運用・改善していく必要があります。
リスティング広告は、上手く使えば非常に費用対効果の高い宣伝方法です。ネットに広告出稿をお考えの方は、ぜひ今回の内容を参考にして下さい。
