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行動派主婦がウェアの製造販売業界に新風を吹き込む クリアロード株式会社中村様インタビュー

フィギュアスケートトレーニングウェアの衣装製造販売事業で起業したクリアロード株式会社の中村様。閉塞感漂うこの業界の中で持ち前の行動力と企画力で新たな風を吹き込みます。今回は、クリアロード株式会社の中村様に起業の準備した事や困った事などの実体験をお聞きしました。

クリアロード株式会社 代表取締役 中村様
名古屋出身。飲食店経営6年。海外に1年帰国後娘のフィギュアスケート衣装の製造をはじめて昨年より本業にしていこうと決意。二児の母親で次女がフィギュアスケート選手。長女はバレリーナ。2018年12月にクリアロード株式会社を設立。

起業のきっかけはお世話になっているプロショップからの声掛け

– まず、中村様の事業を教えてください。

フィギュアスケートトレーニングウェアの衣装(製造販売)です。特徴は日本産ということです。この業界の製品は海外製品のものばかりで海外製は雑な商品や素材が悪いと感じています。

例えば、白の素材だと手元に届いたときに口紅がついていたり、穴があいていたりだとか毛玉ができやすいとか素材が悪いので暖かいものを作ろうとすると、重たい(重量のある)製品ができてしまう。そこで韓国で一から製品を作ろうとしましたが、韓国の工場が潰れたり、他にも倒産されたり、いろんなことがありました。その後、沢山の工場で素材や製品の交渉をしていくと、日本製の物が一番だと感じました。

この業界の製品は流行も特になく、同じデザインの商品が長く続いていたんです。娘が5歳の頃からフィギュアスケートを始めてから14年間何もデザインが変わってないんですね。出来るだけ可愛い製品を娘に着させたい思いから、自分で一からデザインしようと思って製品を作っていく矢先、娘に作っていたウェアが全て真似され始めたときに事業者から一緒に製品を作っていきませんか?と声をかけられたのがきっかけになります。子育ても落ち着く時期になっていたので、仕事としてやっていくのもいいのかなと思いはじめました。娘の衣装を自作していく中で事業として手探りですが行っていける自信がつきました。

– 次に起業のきっかけを教えて下さい。

フィギュアスケートショップの方に仕事としてやらないかと進められたのがきっかけです。

娘の製品を作っていく中で自身としても事業として成り立つと感じました。そしてこの業界は商品数が少ないことに対して疑問を感じて沢山の商品を探すより、自分で作る方が早いと感じました。欲しいものは探すより、作った方が早いなと思ったのがきっかけです。親のエゴですが、何より娘に対して少しでもかわいいものを着せたかったんです。他の子とは違うデザインのものを着せたかった。最初は娘が練習時に「寒い」と言ってきたことがあって、少しでも暖かい製品作って。そういう製品作っているうちに他の子も欲しがってたりするのかなと思って周りに聞いてみると思いのほか多くいました。

それと当時のパートナーの実家が岐阜でアパレルの会社を経営していたのもきっかけです。

服が好きだったので、将来的に手伝えたらなと感じていました。当時からスポーツデザインのファッションが好きで、当時は偏ったデザインのスポーツウェアが多くお洒落なものが少ないと感じていました。浅田真央ちゃんが着ていたLULUレモンの上着を見たときにあれどこのだろうと調べた所、カナダ製の製品でした。周りのフィギュアスケーターの親御さん方も同じことを感じていたみたいで皆さんカナダにまで買いに行ってました。スケート界の親御様方はリッチな方が多かったんです。皆さん、表面上はにこやかに挨拶されててもやはり競技なので、無言の圧力や我が娘には周りのお子さんとはちょっと違う可愛いものを着せたいというのがね。やはり本音であり、親心なんだと思います。だったらちょっと違うもの?私が思う可愛いものを作ってみようと考えたんです。

起業準備は①セミナー・書籍②事業関連の人からのアドバイス

– 起業するときの準備としてどんなことを行いましたか?

起業の為の本を20冊くらいを読み漁り、起業セミナーにもたくさん参加しました。

特に資金面と販路開拓は重要なので、自己資金の準備は日本円だけでなく海外のお金もありましたので幾ら日本に持ってくればいいのか、人にも本からも沢山の知識を得ました。

販路については、何度も遠方(海外、神戸)に足を運びご挨拶を重ねました。ご挨拶と同時に今回の事業に関してアドバイスを沢山頂きました。そして事業として成り立つのか聞きました。

起業までの苦労した点は①事務所選び②資金調達(事業計画書作成)

– 起業までに苦労した点を教えてください。

事務所選び
事務所を借りたいのに借りられない事ですね。実績がないと借りられないということを知らなかったので不動産選びは大変です。単純に事業内容決めて、会社設立すれば事務所は借りられると思い込んでました。昨年まで海外で暮らしていたので、実績がないと判断されて大変でした。

資金調達する為の事業計画書作り
事業計画書の作成が大変でした。全く作成できなかったのですがデザイン書いたり営業は得意ですが、数値面は苦手だったので、何を記入していいか全くわかりませんでした。

– 苦労した事をどのように解決されましたか?

事務所選び
前年度まで海外で無職だったので信用がなく審査が大変なので、とにかく多くの不動産会社に足を運びました。色んな営業の方と話して相性は大事だなと感じました。

資金調達する為の事業計画書作り
起業セミナーや起業支援会社と沢山お会いしていたので、一緒に計画書を作成していただき、その経緯から資金調達に強い税理士さんを紹介してもらい、スムーズに事が運びました。自分でできない事はプロにお任せするのが大事なんだなと感じました。

経営していく中で大切にする事は製造した商品への愛情と選手への支援

– これから、経営される中で大切にされている想いはありますか?

まず、商品への愛情が最優先ですね。その中で会社も無事に伸びていけば嬉しいですね。着実に焦らず進んでいこうと思います。

そしてロゴですが、娘の笑顔にしています。娘は子供のころから笑顔がスマイルマークにそっくりなんです。常に娘を思って商品を作っています。永続的に商品が認知され、将来的には娘に引き継げられればと思ってます。また将来的にはフィギュアスケートだけではなく、クラシックバレーやダンス等の練習着のバリエーションを増やせればと思ってます。

あとウェアの製造販売を通して【カッコいい女の子】を増やしたいと考えています。可愛い女の子もいいですが。かっこいい美しい女の子を増やしたいです。センスのいい男前女子みたいなイメージです。

– 今後の展望について教えてください。

主要都市に自社店舗を持ちたいという夢はあります。主要都市に1店舗ずつ作りたいと思ってます。そこでしか買えない物にはしたいですね。

あと、フィギュアスケートはお金がかかる業界なので選手達を支援できるような会社(人)になりたいですね。練習着支給だとか、あとは遠征費補助だとか。優秀な子ではなく、優秀になりそうな選手たちを支援したいと考えています。優秀な選手には大手企業が協賛に付くのでこれから優秀になりそうな選手。そういった沢山の子に海外を見て視野を広げてほしいと思ってます。

– 最後にこれから起業を考えている方に経験を踏まえて予めこんなことを行っていた方が良いと思うことを教えてください。


色んな事に対して知識が少なかった。社会勉強しておくべきだったなって。なので、沢山の方に会って話を聞いてください。どんな話でも全て糧になりますので。そして協力者を探しておく方がいいと思います。沢山の方に自分の夢を伝えてください。そうすると本当の協力者とそうではない方が見えてくるので見る目が養われます。

– 本日はありがとうございました。

(取材協力:クリアロード株式会社 代表取締役 中村様)
(取材・編集:HAJIMERU01.com編集部)

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