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なぜ黒字倒産が起こるのか?黒字倒産が起こる理由について解説


「黒字倒産」という言葉を聞いたことがありますのでしょうか?一般的な「倒産」は聞いたことがあっても、黒字倒産という言葉は聞きなれないかもしれません。

損益計算書で黒字だから安心していると、突然の倒産に見まわれる可能性があります。今回は黒字倒産が起こる理由について解説していきます。

黒字倒産とは?

一般的に倒産とは「返済(支払)しなければならない債務の返済(支払)を自己資金でまかなえず、借入もできずに会社の経営が行き詰まった状態」です。

会社が倒産する場合は、赤字が続き、会社の手持ち資金が不足することで支払いなどができなくなり倒産するというのが一般的ですが、一方黒字倒産とは帳簿上は利益が出ていると言った黒字経営でありながらも手元資金が足りずに倒産することを意味する言葉になります。

黒字倒産が起こる理由

黒字倒産が起こる理由として、会計上の記録ではなく、実際のお金の動きが関係しています。

そもそも企業は商品やサービスを売ることで売上を作りますが、商品の仕入れにかかる費用はもちろん、事務所の賃料や社員・アルバイト・パートの人件費など様々なことで支出が発生します。また、業種や、販売する商品によっては販売してもすぐに支払いが行われる訳ではなく、売掛金と言った形で後日入金されるケースが基本的です。そうなると、すでに商品を販売していることから入金予定の売掛金によって帳簿上は売上が上がっており利益も出ているように見えてしまいますが、実際には後日入金されるため手元に売上があるわけではなく、入金がある前に発生する仕入れ費用や人件費といったものを支払うための資金が足らずに黒字経営でありながらも倒産してしまうことがあるのです。

つまり、たくさん仕入して、売上をたくさんあげても、仕入代金の支払いが1ヶ月先で、売上の入金が3ヵ月先であれば、自己資金で賄えず、銀行などの金融機関からの借入ができないと仕入代金が払えないので、倒産状態となるのです。

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黒字倒産を防ぐ方法とは?

経営者は自社のキャッシュフロー(流出するお金と流入するお金の流れ)を正確に把握して、現金不足にならない経営努力を行うとともに、キャッシュが足りなくなることが予測される場合に備えて、あらかじめその対策を立てることが必要です。

キャッシュフローを良い状態にするには、仕入代金の支払いをできるだけ先に延ばし、売上はできるだけ早く入金して貰える努力するとともに、無駄な投資や過剰な仕入にならないように注意し、前払いのビジネスを増やすことで実現できます。キャッシュフローを常にプラスにすることで倒産を防げます。このことは、経営者のもっとも大事な仕事と言えます。

資金繰り表で入出金状況を把握する

商品を販売したら「いつまでに」「いくら」の入金があるのか、商品を仕入れたら「いつまでに」「いくら」の支払いが必要になるのかなど、資金繰り表を作成して、自社の入出金状況をきちんと把握する必要があります。

支払いサイクルを工夫する

売上げなどの入金サイクルは短く、支払いサイクルは長くするようにしましょう。

例えば、大口案件は前金や着手金をもらうようにしたり、25日が従業員の給料日支払いであれば、20日に支払いを売上げの支払い日に設定したりする工夫が必要です。

(参考記事)【起業家必見!】キャッシュフローの改善方法を解説

経営状態の悪い取引先とは付き合わない

経営状態の悪い会社など、支払いが滞る可能性が出てきた相手との取引を行わないことも対策の1つになります。

特に長年付き合いのある相手との取引はなかなか切りにくい場合もありますが、会社経営は良い時もあれば悪い時もあります。

そのため、付き合いの長さだけで判断してしまわず、黒字倒産の原因を作らないためにも支払能力のない相手、または支払が遅れてしまう可能性のある相手との取引は避ける事も重要です。電話がつながりにくくなった、折り返しの連絡が来ないなどにも注意しましょう。

過剰在庫とならないように注意する

在庫がないことで商機を逃すこともあるかもしれませんが、商機を逃すどころか大量に仕入れることで黒字倒産となってしまう可能性が出てきてしまいますので、過剰在庫とならない分析やリサーチは必要です。

資金調達しておく/いつでも調達できるようにしておく

基本的に黒字倒産に限らず企業は出ていくお金が不足することが原因で倒産します。反対に言えば黒字であっても赤字であって支払いをするための現金があれば倒産することはありません。そのため黒字であっても資金調達などで、余分に資金を用意しておくことで黒字倒産を免れることが可能となります。

顧問税理士など、お金を管理・精通している人とのコミュニケーションを密にして、最悪のケースも想定して事前に資金調達をしておくこと。または今後の資金調達先選定や方法を検討しておくことが大変重要になります。

まとめ


毎月のお金の流れだけではなく、入金日と収支日を工夫し、税理士などの専門家に知恵を拝借し、起業家自身でも簡易で構いませんので、キャッシュフロー計算書を作るようにして、未然に黒字倒産にならないように準備しておきましょう。

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