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融資における金融機関側見る4つのポイント

金融機関は株式上場やM&Aなど、単発で高額な見返りを期待する出資ではなく、貸した金額の元金の返済と利子分の支払いから利益を得る融資をおこなっております。その上で、金融機関は「本当にその事業は成り立つのか?」ということを念頭に置き、融資を行っております。

今回は、金融機関が融資をおこなう際、「どのような点を注目してみているのか」、「融資を通しやすくするための方法は」ということを細かく書いておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

①自己資金

【自己資金の2~3倍が融資額の相場】

「自己資金」となるものは、預金額、親族からのお祝い金、有価証券などがあり、法人の場合は設立3ヵ月以内であれば資本金額を見られます。
自己資金として含まれないものとして、たんす預金など「入金履歴が追えないお金」や、友人知人または金融機関から「借りたお金」は一切認められません。
「入金履歴が追えないお金」が認められない理由として、例えば融資先になる本人が反社会的勢力などに関わっており、そこから不正に出た違法なお金ということも考えられる為、たんす預金として通帳から引出しただけのお金や、給与の手渡しなど実際に正規なお金であっても、一切認められないのが現状です。

「借りたお金」は返済することが前提となる為、こちらも自己資金とはみなされません。
各金融機関の違いで融資額の上限にはばらつきがありますが、一般的な融資額の相場として、自己資金の2~3倍となります。

最低でも自己資金は100万円以上あった方が良いと言われており、理由として「これからスタートする事業をどのくらいの計画と熱意で準備をしてきたか」ということを測る為の基準として、自己資金を見られます。
例えば、600万円の融資を受けたいと考えた場合、自己資金は最低200万円は用意した方が良いでしょう。

自己資金が1000万あるからと言って、2~3倍の2,000~3,000万円借れるということはなく、金融機関側で融資する金額の上限金額というものがある程度決まっており、起業初期であれば融資の上限金額は約1,000万円くらいまでが相場となっています。

融資のプラス情報
自己資金、同業経歴。事業計画、CIC情報以外にも家族の同意も確認されるポイントです。

(参考記事)融資の「自己資金」と認められる定義について

②同業種の経歴

【同業種で3年以上の経験があるか】

この「同業の経歴」とは、これからあなたがおこなう事業に対して、これまで経験があるかということを見られます。「経験」とは同業で最低でも3年以上おこなってきたかどうかという点に着目して見られます。

金融機関が経験を確認する理由として、今までの経験を生かしての事業であれば、これからおこなう事業の全体像も把握しており、売上見込みという部分でも安心材料の1つとなります。

また、経験上の売上見込みだけではなく、既に顧客先から仕事が来ており、契約書や発注書なども貰っているので、○月○日までには入金がありますというような状況であれば、金融機関側も安心できる材料となります。

(参考記事)【創業融資】事業計画書の『事業経験・経歴』の書き方について解説

③事業計画

【金融機関側が本当に見たいのは売上見込みとその根拠】

融資の申請をする際、各金融機関で事業計画書のテンプレートがありますが、そこに記載する内容は前述の「経歴」「自己資金」に加え「売上見込み」も記載します。
ここで重要になってくることはこれから開始する事業がどのくらい利益が出て、融資の返済をしていくのかということを見られます。
利益や返済計画の詳細を示すためには、金融機関側のテンプレートだけでは不足しており、別紙に事業開始から最低12ヶ月分の損益計算書(P/L)とキャッシュフロー計算書(C/F)を用意したほうが良いでしょう。

※損益計算書(P/L):売上から原価を引き、さらに経費を引き、どのくらいの利益が出ているのかを示したもの。
※キャッシュフロー計算書(C/F):損益計算書から出た利益に前月の預金残高をたし、当月の預金残高を示したもの。

(参考記事)資金調達検討者必見!日本政策金融公庫の創業計画書の書き方

④借入状況とCIC情報(指定信用情報機関)

【借金もCICもキレイな状態であること】

まずCIC(株式会社シー・アイ・シー)とは、クレジット会社の共同出資により、昭和59年に設立された、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。 また、CICは、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた唯一の指定信用情報機関です。
個人のCIC情報は本人であれば1回1,000円で「スマートフォン」「パソコン」「郵送」「窓口」のいずれかで開示ができ、主に個人のクレジットカード情報(遅延や未払いなど)が分かります。記号で表示されているものに関しては支払いの遅延など、何らかのことが起こっていますので、下記を参考に確認をしてみてください。
「$」
「A」
「P」
「R」
「B」
「C」
「-」
「空欄」

ここで金融機関が着目する部分は融資をした際「遅延が起こらず、期限通りに返済できる方か」「他で借金などをしていないか」を確認し、借金がある場合は「融資金額を借金返済に回されてしまう可能性がある」ということで基本的には一発でNGであり、まずは借金がないことが融資の前提条件なります。

また、「期限通りに毎月の返済が出来る方か」という点に関しては、上記の記号の中で特に「A」のマークがどのくらいついているかを見られます。「A」がいくつ以内であれば問題がないかということではなく、理由はどうであれ、基本的には1つでもついていれば融資担当の方の不安要素となります。金融機関側では、特定の方の借入状況やCIC情報が裏側で確認ができる為、これから融資を行う予定のある方は全て確認されます。

もし少しでも不安なことがあれば、一度CIC情報を確認してみてください。

(参考記事)融資検討者必見!~個人信用情報を調査できる3つの情報機関をご紹介~

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